Autodesk Moldflow:プラスチック射出成形/圧縮成形のシミュレーション ソフトウェア

Autodesk Moldflow とは

Autodesk® Moldflow® シミュレーション ソフトウェアでは、プラスチック射出成形や圧縮成形のプロセスを解析し、製造する成形品の品質を向上させることができます。高度なツールとシンプルなユーザー インターフェイスで、成形品の反り、冷却管効率、材料の選択、サイクルタイムの短縮といった製造上の課題を洗い出し、対応することができます。


Moldflow の概要(ビデオ:2 分 22 秒 英語)

Autodesk Moldflow の特長

パーツの品質が向上

製造後の成形品の品質を予測して、成形品の不具合を早期特定し、対応できます。

金型の造り直しを最小限に抑える

キャビティ、フィード、冷却レイアウトなどの金型設計を最適化します。

サイクル タイムを短縮

プロセスの最適化機能でプロセス ウィンドウを最適化します。

Moldflow でできること

成形品、金型、プロセスを最適化

1 個取りや多数個取りの金型を解析し、成形品の製造可能性をチェックしたり、工具設計や材料選択、プロセスを最適化したりできます。冷却システムやフィード システムのモデリングや読み込みを行います。

柔軟な解析でソルバーの性能を向上

複数のシミュレーションを同時に実行し、最適な設計方法をすばやく見つけることができます。メッシュ作成や Moldflow Insight によるシミュレーション ジョブの解析に、ローカル、リモート、または安全なクラウドのサーバーを使用できます。複数のシミュレーションを同時に実行できます。

ワークフローを連携

製品設計チームが Autodesk Drive と共有ビューで連携し、作業の遅延や手戻りによるコストを最小限に抑えることができます。Moldflow から直接 Fusion 360 へデータをプッシュして、ジオメトリをすばやく変更できます。また、CAD データと結果を書き出して、後処理を行えます。

用途に最適な Moldflow 製品をお選びください

Moldflow Adviser

成形品や金型の設計エンジニアのための熱可塑性樹脂射出成形シミュレーション ツールです。設計を最適化し、製造しやすい成形品を実現します。

 


Moldflow Insight

エンジニアと解析担当者のための射出成形と圧縮成形のシミュレーション ツールです。ワークフローをカスタマイズできる自動化ツールで、生産の遅延を最小限に抑えることができます。

 


よくある質問(FAQ)

Autodesk Moldflow はどのような用途に使用できますか?

Autodesk Moldflow は、プラスチック射出成形プロセスとプラスチック圧縮成形プロセスのシミュレーションに使用されます。

 

エンジニア、解析担当者、金型設計者は、材料の選択、プロセスの設定、冷却効率、フィード システム設計をシミュレーションによって最適化し、成形品に品質不良の問題が生じるリスクを抑えることができます。

 

解析担当者は、シミュレーションによって、ヒケ、ウェルド ライン、成形品の反りなどの不具合を予測し、防止できます。また、サイクル タイムの短縮方法を検討することもできます。

Autodesk Moldflow はどのようなユーザーを対象としていますか?

  • エンジニアや解析担当者は、プラスチック材料が金型のキャビティをどのように流れるか、成形品の品質がどうなるかなどを確認できます。
  • プラスチック成形エンジニアは、特定のプラスチック成形品の成形プロセスを把握し、プロセス ウィンドウを確認できます。
  • 金型ツールの設計者とエンジニアは、金型の冷却設計やランナー設計、ゲート設計を最適化できます。

Moldflow Adviser と Moldflow Insight の違いは何ですか?

Moldflow Adviser は、材料の全体的な流動、金型冷却、成形品の反りの解析結果を通じて、熱可塑性樹脂成形品と金型設計の製造可能性について、ガイダンスやアドバイスを提供します。

 

Moldflow Insight は、射出成形プロセスと圧縮成形プロセスの両方に対応し、材料の流動、冷却、反りに関する詳細な解析結果を提供します。Moldflow Insight では、材料、成形機、金型、プロセスをさらに細かく制御できます。

 

スクリプト/API による自動化で、セットアップや後処理を迅速化できます。熱可塑性材料と熱硬化性材料に対応します。成形品インサートと金型インサート用に材料をカスタマイズできます。ガスアシスト射出成形、射出圧縮成形、コインジェクション成形、マイクロセルラー射出成形などをはじめとする多数の高度な成形手法をサポートしており、成形品に最適な方法を選択できます。また、さまざまな成形機の選択や、バルブ ゲートの指定、金型材料の調整、実験計画法(DOE)やパラメトリック スタディの解析など、プロセスの高度なカスタマイズが可能です。

Moldflow はどのオペレーティング システムに対応しますか?

Moldflow Adviser は Microsoft® Windows® で動作します。詳細については、「Moldflow Adviser の動作環境」(英語)を参照してください。

 

Moldflow Insight と Moldflow Synergy は、Microsoft® Windows® と Linux® で動作します。詳細については、「Moldflow Insight と Moldflow Synergy の動作環境」(英語)を参照してください

Autodesk Moldflow はクラウド解析をサポートしていますか?

はい。Moldflow Insight(英語)にはクラウド解析オプションもあり、オートデスクのトークンでご利用いただけます。クラウド解析の料金は、シミュレーション スタディ タイプによって異なります。Moldflow Insight では、ローカル解析オプションとリモート サーバー解析オプションに加えて、このクラウド解析を利用できます。

 

Moldflow Adviser はクラウド解析をサポートしていません。

Moldflow の認定資格プログラムはありますか?

はい。Autodesk Moldflow には、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパートの 3 つの認定資格があります。

 

資格の詳細や取得方法については、Autodesk Moldflow 認定資格(英語)の記事を参照してください。

Moldflow を複数のコンピューターにインストールすることはできますか?

Autodesk Moldflow のサブスクリプションでは、最大 3 台のコンピューターまたは他のデバイスにインストールできます。ただし、指名ユーザーがソフトウェアにサイン インして使用できるのは、一度に 1 台のコンピュータのみです。詳細は、「ソフトウェア使用許諾契約」を参照してください。

Moldflow のサブスクリプション価格を教えてください。

1 ヵ月、1 年間、3 年間のサブスクリプション価格については、オートデスクの担当者または営業チームにお問い合わせください。Moldflow を頻繁に使用しない場合は、トークンを購入して 24 時間単位でアクセスできるオプションをお勧めします。詳細については、www.autodesk.com/jp/flex をご覧ください。

Flex のトークンで Moldflow Adviser や Moldflow Insight にアクセスできますか?

はい。1 人のユーザーにつき 24 時間アクセス可能な Flex でも、Moldflow Adviser、Moldflow Insight、Moldflow Synergy にアクセスできます。

 

Flex の詳細については、Autodesk Flex を参照してください。

 

Flex の現在の価格については、 Flex 価格シートを参照してください。

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サポートと問題解決

問題の解決には、トラブルシューティングの記事を参照してください。