オートデスクの 3D 機械工学ソフトや機械設計ソフトを使用すると、プロジェクトを簡単にモデル化、検証、伝達できるので、複数の業界で採用されています。
CAD は設計、CAE は技術、CAM は製造など、機械工学や設計においてエンジニアや設計者に必要なツールです。
CAD は、Computer-Aided Design の略で、コンピュータ支援設計の事で、最も一般的に使用されているソフトウェア設計ツールの 1 つです。CAD ソフトによって作成されたモデルは、他の機械エンジニアリング ツールや設計用ツールの入力データとしてよく使用されます。
CAD は設計
CAE は、Computer Aided Engineering の略で、コンピュータによって支援されたエンジニアリング作業の事で、計算機援用工学とも呼ばれ、さまざまな解析をサポートします。物理プロトタイプを作成する前に、有限要素解析(FEA)や数値流体力学(CFD)などの複雑な技術作業をシミュレーションで仮想的に実行します。
CAE は技術
CAM は、Computer Aided Manufacturing の略で、コンピュータ支援製造の事で、ソフトウェアを使って製造プロセスを自動化することを意味します。CAM は通常、2.5 軸から 5 軸の CNC フライス加工、旋盤加工、複合加工のツールパスを作成するために使用されます。
CAM は製造
エンジニアや設計者が実際に使用している3D 機械工学/ 機械設計ソフトの実例を紹介します。
創業 70 年余の老舗である日都産業は、デザイナー&エンジニアが緊密に連携する 独自の開発体制と共創を 3 次元 CAD の Autodesk Inventor を使用し、フリーフォーム機能を縦横に駆使して創るリアルかつ大型の FRP 造形による新幹線型公園遊具の世界を広げています。
機械加工、微細加工、プロトタイプ作成を手がける Swissomation 社は Fusion 360 を使用して非常に小さなパーツを加工し、 3D モデリングや CAM を行い、ライブ レビュー機能を使用して、顧客のいる場所や使用するデバイスを問わずコラボレーションを行っています。
エンジニアのチームである KMP Motorsports 社は、高性能レーシング カーの特殊なコンポーネントの設計と製作を迅速に行うためにモータースポーツ市場にすばやく革新的な製品を投入するための オールインワン ソリューションとして Fusion 360 を活用しています。
Autodesk では、難易度の高いプロジェクトへの対応能力が高まる、究極のエンジニアリング ソフトウェア コレクション、 Product Design & Manufacturing Collection (製品設計・製造コレクション) を提供しています。
進化した Inventorと、高度なシミュレーションおよび 5 軸 CAM 向けの統合ツールであらゆるものを設計、製造できます。
コレクションには Fusion 360 のアクセス権も含まれており、クラウドベースのプロダクト イノベーション プラットフォームで、ものづくりの未来に対応することができます。
モノのインターネット(IoT)、モノづくりの未来を象徴
Inventor の基本操作についてもっと知識を深めたい方やベテランの 3D CAD ユーザーにもお勧めのチュートリアルでInventor の活用方法がわかります。
機械エンジニアのための Fusion 360 について、クラウドベースの 3D CAD のパワーを体験できます。初心者向けのチュートリアルと高度なチュートリアルで、3D モデリングと 3D プリントについて学習できます。
設計、開発、シミュレーション、製造をすべてまとめて管理できる製品開発向け統合プラットフォームです。
いま、製造業にものづくりをビジネス チャンスに変えるための デジタルトランスフォーメーション(DX) が訪れています。自動車業界でも同じく大 きな変化の刻とされ、自動車からモビリティサービスへ、業界の在りかた が根本的に変わるとも言われています。
モノのインターネット (Internet of Things, IoT) によって、業界は劇的に変化しています。IoT の基本を学び、スマートな製品を設計するために機械エンジニアに必要なスキルを習得できます。
テクノロジー、製造、職場におけるコラボレーションの形態が新しくなるなか、設計者にとって新たなエンジニアリング スキルに適応することで、競争優位性を保つことができます。